2024/01/29 18:51

2023年度のブリード個体と採卵状況について紹介しています。

今回は、京都府宇治市産です。京都府産は、岩倉や亀岡の個体が有名ですが、この血統は宇治市産という非常にレアな産地となっております。昨年もブリードしましたが野生個体♀を手に入れましたので引き続きブリードしました。

種親となった♂68.2mm(ujiW680000000000-001W)です。頭幅は22.2mmあります。この個体は、長年懇意にしている信頼できる採集家の方が2020年12月にクヌギの倒木から3令で採集された個体で2021年6月に羽化しました。

近畿地方のオオクワガタは、かつては能勢や阿古谷がメッカでした。これらの産地は現在ではほぼ採集不可能となってしましましたが、近隣の県では未だひっそりと生息している地域もあるようです。本血統も大切にブリードしていきたいと思います。



未来を感じさせるフォルムです。



美形かつ美肌の持ち主です。



既に2022年度に32頭採卵していますが、運良く同じ産地の野生の♀を手に入れられたので♂にはもうひと頑張りしてもらいました。
今回の側室は、♀39.0mm(ujiW003900000000-001W)です。2021年12月27日15時頃、ナラの立ち枯れから2令で採集されました。これまで同じ♂親からは大型で美形の個体が羽化してきていますので新しい側室との仔たちも精鋭であることを期待しています。

2023年度の割出合計は、12頭でした。
・2023年07月7日 12頭

(つづく)